さわやかな風吹きわたる県南の里、中島村。平らかな土地の東には、寄り添うように阿武隈川が流れ、自然の恵みを受けながら、約5,400人の人々が暮らしを営んでいます。かつては“なでしこ原”とよばれた原野も今では604haの水田と427haの畑に基盤整備され、豊穣の大地をつくりだしています。西北一帯に広がる丘陵地には、太陽の恵みを受けて、トマトやシクラメンなどのハウス栽培をはじめ、水耕農業によるチンゲン菜の栽培なども盛んに行われています。明治の頃よりの苗木生産の技術は現在、公害に強い緑化木へと受け継がれ、“中島村の緑化木”として広く世に知られています。白河市・矢吹町・棚倉町を頂点とする白河地方広域市町村圏の中央部に位置する中島村は、人・モノ・情報が行き交うアクセスポイントとして、さまざまな活性化が図られています。21世紀へ向けた村の基本コンセプトは、“人と自然が共生する福祉と学習の里”。「全村公園化計画」をはじめとする、緑をベースとした村づくりは、人々の心に着実に根をおろし、新しいコミュニケーションを育んでいます。四季の彩り、黄金色に染まる田園、子どもたちの笑顔…何気ない瞬間から、住むことの歓びが実感できる村。ここでは緑とともに暮らし、ともに笑う人々の輪がやさしく広がります。

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